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サンプル 「桜原の築浅戸建に22本」
開札日R3年1月19日(競売速報福岡版1149号掲載分)
■■全件落札 自己競落が2物件
 今年最初の開札は、公示16物件、うち野間の事務所ビルは取下、その余の15物件が開札に、全物件が落札された。落札物件のうち大手門のマンションとセンチュリーゴルフクラブ横の池の2物件は、いずれも申立債権者が自己競落した。
 今回の入札本数は全部で138本、1物件あたりの平均入札本数は9.2本と前回を上回る状況となった。

■■1番人気は宇美町桜原の居宅、22本
 今回の1番人気は宇美町桜原の居宅で22本の入札があった。
 JR宇美駅から1.1km、土地52坪、建物は平成26年築と新しく、延28坪と小ぶりな物件。太陽光発電システムがついている。
 売却基準価額1127万のところ、業者さんが1920万で落札、基準価の1.7倍の水準であった。次順位との差はわずかに9万円の接戦。

■■底地の競売 またしても申立債権者落札ならず
 底地の競売、今回も申立債権者が落札し損ねた。宗像市三郎丸の宅地、JR赤間駅から1q、117坪と広めの土地で売却対象外の居宅が建っている。
 この建物は以前に建物だけが競売となり、業者さんが落札、建物明渡しに関する債権で債務名義をとり、土地を競売にかけたもの。
 地上にある建物には法定地上権が成立しているため、この土地を競落しても地代しか請求できない。
 今回2回目の競売、前回も第三者が落札したが、代金不納付で2回目の競売となったもの。底地とは思わなかったのだろう。
 基準価は259万、入札2本、今回も個人さんが261万で落札、申立債権者は次順位となった。今回も代金不納付となるのだろうか……
サンプル 「平均倍率また10倍台」
開札日29年11月21日(競売速報福岡版1083号掲載分)公示14件、取消0件、取下3件、落札10件、落札率90.9%、入札総本数104本、平均倍率10.4倍
■■平均競争倍率前回に続いて10倍台
 今回の開札は公示14件で、取下となった3物件を除く11物件が開札対象となり、うち10物件が落札された。落札率は90.9%。
 入札総数は全部で104本、平均競争倍率は10.4倍と前回に引き続き10倍台となった。

■■1番人気は2物件 17本
  和白東のマンションと生松台の戸建
 今回の1番人気は2物件が同本数で17本あった。
 1つ目は、東区和白東のフェスティオ和白パームガーデン、602号。JR和白駅から500mと徒歩圏、平成17年築の13階建の6階部分、70.67uの小さめの3LDK。売却基準価額1297万のところ、法人が1649万で落札、基準価の1.27倍であった。
 2つ目は、西区松松台の居宅。大型分譲地「生松台」の一画、土地67坪、建物は平成2年築で延床43坪と広め。売却基準価額1078万のところ、常連業者さんが1957万で落札、基準価の1.82倍であった。

■■みどりが丘の土地 2回目も入札なし
 唯一の再物件でまたもや入札がなかったのは、東区みどりが丘の宅地。約90坪の更地。前回から30%OFFでも応札はなかった。
 団地の突き当たりで裏は山、いのししも出る。おまけに土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンで建築規制がかかるのが敬遠された理由だろうか。

※落札価は端数省略 ※農地は除く
只今ホームページ上では更新しておりませんが、競売速報(誌面)では毎号連載しております。

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